インテリアプランナーになるには

インテリアプランナーとは、お客様の要望やコンセプトから魅力的な空間をつくるプロフェッショナル。インテリア・建築関係の資格の中でも、これから発展が期待される資格のひとつでもあります。

ここでは、インテリアプランナーについて、仕事内容や資格、必要とされる能力などを詳しく解説していきます。
インテリア・建築業界への就職をお考えの方、インテリアプランナーとしてスキルアップやセンスを磨きたい、そんな方には必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。

インテリアプランナーとは

インテリアプランナーとは、建築物のインテリア空間を魅力的に演出するため、専門的な知識と技能で企画・設計・工事監理までを行うプロフェッショナルです。
室内空間の装飾をメインに、クライアントの要望やコンセプトを正しく理解し、インテリアと建築の知識を合わせたプランニングを行います。

インテリアプランナーの仕事内容

お仕事内容

インテリアプランナーが対象とする建築物の幅はとても広く、一般住宅から、商業店舗、オフィス、公共施設に至るまで、さまざまな室内空間のプランニングを行います。
使用用途やコンセプトに合わせた壁紙や床材、照明、家具、ファブリック、ウィンドウトリートメントを選定し、最適なものを配置していきます。
インテリアや建築に関する知識や技能を生かし、快適さや安全面についても考慮したプランニング、クライアントへのプレゼンテーションをして実現していくのです。

インテリアプランナーの仕事の流れ

インテリアプランナーが行う仕事は、大きく分けると次の4段階に分かれます。

  1. 基本設計:お客様のニーズに合わせたコンセプトを決定
  2. デザイン業務:コンセプトに基づくプレゼンテーション用図面作成と概算工事費や設備、仕様を決定
  3. マネージメント業務:プランナーが作成した図面通りに工事が行われているかどうかのチェック
  4. アフターメンテナンス:完成後のメンテナンスやリニューアル、バリアフリー化の対応

インテリアプランナーの仕事の流れの詳細はこちら

インテリアプランナーとインテリアコーディネーターの違い

インテリアプランナーは、室内空間を演出するためにプランニングや設計を行います。それに対し、主に既製のインテリア商品を使った室内のコーディネートを行うのがインテリアコーディネーターです。
インテリアプランナーのほうが建築物との関わりが強いため、より専門的な知識が必要となるでしょう。

インテリアプランナーの活躍する業界・就職先

ここからは、インテリアプランナーが、どのような業界や就職先で活躍が期待されているかについて説明します。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、インテリアプランナーとしての活躍が期待されるおすすめの就職先。
インテリア・建築の知識を生かしながら、お客様のニーズやコンセプトに合わせた内装や照明、家具などの空間プランニングを行います。
さらに、建築士の資格があれば業務の幅がより一層広がり、スキルアップにもつながります。
工事スケジュールによっては残業という日もありますが、原則は勤務時間内に行うため、働きやすい環境といえるでしょう。

リフォーム専門会社

個人住宅や店舗、公共施設などのリフォームを行うこの業界では、地域ごとに店舗をかまえる会社が多くあります。そのため、受注・プランニング・施工手配・工事監理を一人で担当することができるインテリアプランナーは、即戦力として期待される存在です。
一連の流れと状況に応じた対応力を学べるリフォーム業界は、将来独立を考えている人にはおすすめの就職先と言えます。

エネルギー業界・インテリア業界

インテリアプランナーの活躍の場は多岐にわたり、キッチンやガス機器を扱うエネルギー業界や家具メーカーを始めとするインテリア業界でも活躍が期待されます。
幅広い知識を生かし、個人住宅から大規模商業施設まで、設備やインテリアのプランニングから工事監理までを行うことができます。プランナーとしてのプレゼンテーション力も重要となる業界です。

インテリアプランナーが活躍する業界についての詳細はこちら

インテリアプランナーの年収

インテリアプランナーの年収は人によってかなり差があります。どれだけ仕事をこなせるか任せられるかによって、年収が大きく変わってくるためです。
ここで記載する年収は平均的な年収とお考えください。特に、独立をしてご自身の会社を持てば、年収はこの限りではないでしょう。

平均的な年収

  • 1年目=200万円~250万円
  • 5年目=300万円~500万円
  • 10年目=500万円~

インテリアプランナーになるには

インテリアプランナーになるためには、幅広い知識と技術を身に着ける必要があります。ここでは、その勉強方法についてご紹介します。

方法① 独学で学ぶ

テキストや参考書を使った独学は、ライフスタイルを崩さずに、お仕事や学業との両立を希望する方にはおすすめの勉強法。
しかし、設計製図などの分野では実務経験がないと分かりにくい点も多く、短期間での習得が難しいというデメリットもあります。

方法② 大学・専門学校で学ぶ

大学や専門学校で学ぶ方法は、専門的な知識や技能を対面で学ぶことができ、分からないところはすぐに解決できる点が魅力的。
ただし、授業料やスケジュール面での調整が必要となるため、仕事をしながらや、子育てをしながら通学するのは難しいというデメリットもあります。

方法③ スクールで学ぶ

仕事をしながら、短期間で知識と技術を習得したいという人には、スクールがおすすめです。
数あるスクールの中でも、SDCは仕事をしている人が無理なく通えるカリキュラムや、インテリアのプロが講師を務めるなど、魅力の多いインテリア専門のスクール。
現場の即戦力となる、生きた知識や技能がしっかりと身につき、同じ目標を持った幅広い年齢の人が集まるので、人脈づくりやコミュニケーション能力のアップにもつながるでしょう。

インテリアプランナーに必要な資格・難易度

インテリアプランナーとして働くために必要な資格はありませんが、資格を取得していることで業務の幅が大きく広がり、スキルアップにもつながります。
ここでは、メリットの多いインテリアプランナー資格について、詳しく解説していきます。

インテリアプランナー資格

インテリアプランナー資格は実務経験を経ていないと取得をすることが難しく、合格率も低めです。難易度の高い資格ですが、取得することができればインテリアプランナーとして仕事をする上では必ず力になるでしょう。
資格試験には1次と2次があり、学科試験と設計製図試験に合格することで資格を取得できます。
学科試験は、過去問題集や参考書を利用することで突破できる可能性も十分ありますが、2次の設計製図試験については、実務経験が無い独学での合格は大変厳しいものになります。
そのため、2次試験対策として、スクールや専門学校などを利用して正しい知識を習得することが合格への近道となるでしょう。

インテリアプランナー資格試験についての詳細はこちら

その他あるとおすすめの資格

関連する資格の取得は、必ず必要ということはありませんが能力を証明する上でも重要な役割を果たしてくれるでしょう。

  • 建築士(1級・2級)
  • インテリアコーディネーター
  • インテリアデザイナー
  • カラーコーディネーター
  • CAD利用技術者
  • 福祉住環境コーディネーター
  • インテリア設計士

インテリアプランナーに求められる能力

インテリアの専門家として仕事をするうえでは、特別な才能やセンスを求められることはありません。もちろん突出した能力があればそれは強い武器になりますが、そのような特別な人のみに求められることよりも「お客様の求めるものを形にする力」が重要となります。
それは求めていることを聞き取るコミュニケーション能力であったり、相手が望んでいることを想像する力であったり、どんな商品・素材が適切なのかを答えられる知識などです。お客様があって初めて成立する仕事では、このような対人能力が何よりも大事で、本質的に求められている部分です。
専門学校などで能力・知識を身につけて仕事をしながら更に研ぎ澄ませていけるための、好奇心・探究心を持っていることが大切と言えるでしょう。

求められる能力

  • 想像する力
  • インテリアの知識
  • 建築の知識
  • コミュニケーション力
  • 提案力

インテリアプランナーには、お客様の要望をしっかりと聞き出すことができるコミュニケーション力、ニーズやコンセプトに合わせた最適なプランニング力が求められます。
そして、プランの魅力を最大限に伝えるためのプレゼンテーション力、工事を計画通りにすすめるための細やかな配慮と状況に応じた対応力が必要とされるのです。
また、独立・フリーランスとして活躍することを考える場合には、インテリア・建築の専門的な知識・技能とともに、センスの良さも一つの武器となるでしょう。

インテリアプランナーを目指すのにSDCがおすすめな理由

インテリアプランナーを目指すなら、現場で即戦力となる知識と技術が学べるSDCがおすすめです!

SDC(スペースデザインカレッジ)の入学条件は20歳以上。大人のための学びの場となっています。生徒の年齢層も幅広く、インテリアプランナーに必要とされる人間力や人脈づくりにもつながります。
インテリア・建築業界の現役のプロが講師を務めているため、働きながらプロを目指す人や将来独立を考えている人にとって、インテリアプランナーとして現場で通用する力の習得に役立つことでしょう。また、ダブルスクールでも無理なく通えるカリキュラムもおすすめのポイントです。
卒業後のインテリア・建築関連会社への就職・転職率が90%超と非常に高く、資格取得だけではなく将来につながる手厚いサポートもSDCをおすすめする理由のひとつです。

先輩たちがSDCを進める理由

インテリアの仕事に必要な技術が身に付く

インテリアの仕事に必要な技術が身に付く

全くの素人だったのですが、1からインテリアの技術と知識を教わりました。実際に就職して驚いたのは学校で学んだ内容そのままを仕事で求められることです。学校に入る前に大学を卒業して就職した際は、学校の勉強が活きる事ってあまりなかったので、良い選択をしたと思います。

就活面接で驚かれるスキル

インテリアの仕事に必要な技術が身に付く

デザイン会社の集団面接を受けた際、初めての面接でかなり緊張していたのですが、最初にポートフォリオ(作品集)を提出した際、人事担当の方にとにかく驚かれました。これも出来るの?すごいな・・と、自分ではよく分かっていなかったのですが、その会社に入った際に理由が分かりました。デザインの業務はオールマイティに出来る人が少ないので、どんな作業でも担当できるという所が面接で魅力だったようです。

年齢を気にせず学べる

インテリアの仕事に必要な技術が身に付く

40代を過ぎて今さら勉強や転職など難しいと考えていたのですが、学校には同世代の人や年上の人も一緒に学んでいて、年齢を忘れて学べました。もちろん自分より若い人の方が多いのですが、年齢や経験も全く違う人たちが集まるので、年齢を気にしていることが無駄に感じるほどに充実した日々でした。
インテリア業界に就職した今は、年齢が様々なお客様と打合わせをするので、学校でのコミュニケーションが役に立っていると感じます。

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