モノトーンとは、黒・白・グレーの無彩色をさします。
モノトーンカラーで構成されたインテリアコーディネートは比較的取り組みやすく、まとまりある印象をつくることが出来ます。様々なスタイルのインテリアに応用することも可能ですが、特にモダンな雰囲気を出すことが出来るでしょう。
失敗せずかっこよくモノトーンインテリアの部屋をつくるために、大切なポイントをご説明します。
目次
【一人暮らしの部屋づくり】定番モノトーン部屋の作り方
定番のモノトーン部屋ですが、おしゃれ部屋にするにはいくつかのポイントがあります。
白のコーディネートから始めるのが◎
はじめに真っ黒や濃いグレー系のカラーで家具などを揃えようとすると、想像以上に暗く重苦しい印象になってしまうことがあるので、まずは白いアイテムを集めるようにするといいでしょう。
黒やグレーのダークカラーは、そのあとで少しずつ増やしていくと、イメージしやすくなります。
家具のテイストは統一しておく方がベター
モノトーンはモダン以外にも、クラシック・北欧・フレンチ・和風などあらゆるインテリアスタイルに応用できます。
基本は自分の好きなスタイルを元に家具のテイストを統一しておいた方が、イメージが崩れません。
アクセントカラーに有彩色を入れる
なんとなく地味だな…インパクトに欠けるな…と思ったら、一つか二つ、鮮やかな色をアクセントとして入れることをおすすめします。
無彩色にパッと映えるような色をチョイスすると、味気なさを回避できます。
モノトーン部屋のメインカラー…黒系と白系どっちにする?
モノトーン部屋は、メインカラーで雰囲気がガラリと変わります。好みに合わせてメインカラーの面積を調整しましょう。
かっこよくキメたい!メインカラーには黒系をチョイス
黒の面積が多い部屋は、重厚感、シック、かっこよさ、辛口、インパクトの強さが感じられます。しかし実際は、広い面積には濃いグレーを使うことが多いようです。
黒だと重すぎる…と思うのであれば、濃いグレーをチョイスするといいでしょう。
黒系モノトーン部屋をおしゃれにするコツ
暗く重苦しい印象にならないようにするポイントは、濃さの違うグレーを取り入れ、グラデーションにすることです。そうすることで、部屋に奥行きが出ます。
例えば、チェアが黒なら、ラグをダークグレー、壁紙の一面のみをライトグレーにするなど。観葉植物やアクセントカラーを合わせて、部屋に明るさをプラスするといいでしょう。
モノトーンでも柔らかさがほしい!メインカラーに白系をチョイス
白の面積が多いと、明るさ、軽やか、柔らかさ、かわいさ、甘さを感じます。意外にも膨張色なので部屋が狭く感じることもあります。全部白にしてしまうと、病院のような緊張感を生むので注意しましょう。
白系モノトーン部屋をおしゃれにするコツ
ここでも活躍するのがグレーです。ライトグレーをアソートカラーにすると、少し大人っぽくエレガントな雰囲気に。
また、シャープでシンプルな家具で揃えると未来的なイメージに、ファーやリボンのついたクッション、木製家具などで揃えるとガーリーな印象になります。
コントラストの強い黒を小物で合わせるとシックになります。
モノトーンインテリアの差し色を考えよう!メインカラーに黒を選ぶなら?
黒やダークグレーには、彩度の高いアクセントカラーを組み合わせると、部屋に明るさを生むのでおすすめです。
赤、オレンジなどの暖色系は、色の鮮やかさが引き立ち、暖かみと高級感が感じられるでしょう。
青などの寒色系だと、かなりクールな印象になります。
緑や紫の中間色:色が生き生きとし、クリエイティブな印象に。
黄色と黒の組み合わせは本能的に警戒を感じる組み合わせなので、あえてインパクトを生みたい時にはいいでしょう。
ゴールドはベージュ系の色なのでゴージャスに、シルバーは無機質なイメージになります。
色は周りの色の影響を受けるので、彩度の低いパステルカラーは暗くぼやけた印象になりがち。メインカラーをダークカラーにする場合、パステルカラーは合わせにくいかもしれません。
モノトーンインテリアの差し色を考えよう!ホワイト系のお部屋なら?
白やライトグレーなどがメインの空間はアクセントカラーの自由度が上がり、インテリアに個性を出しやすいといえます。
ヴィヴィッドな赤・黄・青・緑などを入れると、ポップで楽しい印象になります。
パステルカラーとも大変愛称が良く、爽やかなイメージに。
ゴールドはエレガントに、シルバーはややクールでインダストリアルな印象になります。
北欧スタイルによく見られる上級テクニックですが、複数の色を使っても面白いです。
例えば、ヴィヴィッドな赤と青など、明度と彩度が似ているカラーを組み合わせたり、同系色で明度と彩度が違うものをグラデーションのように揃えたりするのもいいでしょう。
おわりに
モノトーンでコーディネートされた部屋は、一目見ただけでも清潔感があり、洗練されたおしゃれさを感じさせます。
カラフルなもので溢れている昨今ですが、あえて色を厳選していくことで、自分の気持ちも整理されてくるかもしれません。
黒、白、グレーそれぞれの面積によって感じる居心地の良さも人それぞれなので、自分に合う空間をぜひ作り出してください。
インテリアコーディネートの知識を活かせる仕事って?
インテリアコーディネートの仕事といえば、インテリアコーディネーター。 しかしインテリアコーディネーターだけでなく、インテリアデザイナー・店舗デザイナー・家具デザイナーなどなど・・・インテリアコーディネートの知識を活かせるお仕事はたくさんあります。 それぞれどんなお仕事なのか、チェックしてみましょう!> インテリアコーディネーター・空間デザイナーになるには
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