モダンインテリアのなかでもより高級感のある「ラグジュアリーモダン」なインテリアは、洗練された上質な空間を作りたいときにおすすめです。高級感を演出しながらも、華美すぎず、居心地の良い部屋を作るにはどうすれば良いのでしょうか?今回は、ラグジュアリーモダンなインテリアのコツをご紹介します。
目次
ラグジュアリーモダンなインテリアとは?
ラグジュアリーモダンインテリアとは、シンプルなモダンインテリアをベースに、ラグジュアリー感・高級感をプラスしたスタイルのこと。
ラグジュアリーモダンなインテリアには、大きく分けて2つの傾向があります。
1つ目はシンプルな鋭角を生かした家具と少ないアイテムで、素材の品質の良さやカラーコーディネートで作りあげるスタイルです。この場合、ゆったりくつろげる部屋を作るため、家具のサイズは大きめが良く、小物を少なくすることで生まれる空間の余白も楽しめます。
装飾品が少ない分、壁や天井を部分的に板張りにして木目の美しさを生かす、床材をやや個性的な素材にする、造作家具を取り入れてすっきりまとめるなどが、高級感を出すポイントです。
もう1つはモダンな家具に、アンティーク調で重厚感のある家具やアイテムをコーディネートしたモダンとクラシックの融合スタイルです。
古典的な家具は歴史を感じさせ、装飾性があるので印象的なインテリアに。そのため、他のアイテムを極力シンプルにし、空間に使う色を統一することによって、視覚情報を引き算することがテクニックとして必要です。
ラグジュアリーモダンなインテリアのカラーコーディネート
ラグジュアリーモダンなインテリアのカラーコーディネートは、ホワイトのベースカラーにグレーやグレージュなどのアソートカラー、そしてアクセントカラーにはブラック、ダークグレー、ダークブルー、濃いブラウン系の色を使うのが一般的です。
彩度の高いカラーではなく、主張しすぎないカラーがラグジュアリーに見えるといわれています。
特徴的なカラーを取り入れたい場合は、アクセントカラーにバーガンディーやモスグリーンなど渋めのカラーを選ぶと良いでしょう。
ラグジュアリーなイメージとしてゴールドカラーも挙げられますが、ゴールドはベースカラーやメインカラーにすると主張が強くなってしまうことも。上品なインテリアにするなら、ゴールドはアクセントカラーとして取り入れるようにしましょう。
高級感を演出できる家具を選ぶ
ラグジュアリーな空間を作るには、家具はやはり上質な素材を選ぶ必要があります。
例えば、優雅なマーブル模様の大理石は、使われている面積が大きいほどノーブルな雰囲気を演出してくれます。天板が大理石でできたダイニングテーブルは、インテリアに取り入れやすくおすすめです。
ウォールナットも、強度が高く、狂いも少ない、美しい木肌の経年変化が楽しめる良い素材です。テーブルやチェアはもちろん、キャビネットなどは親子何世代にもわたって付き合える上質な家具もあります。アンティーク調の木彫りが施されたもの、木目を生かしたシンプルなデザインのものなど、デザインの種類も豊富です。
ただし、すべてを重厚感あふれる家具でそろえると重たい印象になってしまうので、ガラス天板のテーブルや鉄製の脚のチェアにするなど、軽やかさを演出するアイテムを取り入れてバランスを取りましょう。
ラグジュアリーモダンな部屋のアクセント
アクセントとして取り入れるアイテムも、上質な素材で大きめのサイズ、数は少なめが適しています。小さいものをほそぼそ置くとチープ感が出てしまうので、厳選したアイテムを置きましょう。
照明は、一点豪奢なシャンデリアを入れる(ただし、その場合は他の家具はシンプルに)、または、座った姿勢の位置を照らすスタンドライトを置き、空間に奥行きを出すのも良いでしょう。
もしくは、間接照明を多用して天井や壁を照らせば、部屋全体を柔らかい光で包むことができます。
大判の絵画などを壁に設置するのも迫力が出ます。観葉植物は天井まで届くような大ぶりなものを、1~2点飾るのがおすすめです。思い切って部屋の中央など目立つ場所に飾り、フォーカルポイントにすると良いでしょう。
おわりに
今回は、ラグジュアリーモダンなインテリアのコツについてご紹介しました。
ラグジュアリーモダンは、基本的に長い付き合いになる家具やアイテムで構成されます。自分が大好きで飽きないと思うスタイルをじっくり考えて、投資をするつもりで家具をそろえるようにしましょう。
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