あっさり、でも男前！シンプルな塩系インテリアで部屋をコーディネート

落ち着いたブラウンやブラックを使い、ブリキや木材の家具を使用したヴィンテージ感あふれるインテリアコーディネートといえば「男前インテリア」。
その男前インテリアから派生した「塩系インテリア」をご存じでしょうか。シンプルで飽きのこないすっきり感があり、男女問わず人気のインテリアコーディネートです。
今回は、あっさりシンプル、でも男前な、塩系インテリアのコーディネート方法をご紹介します。

1 ポイントはとにかく「すっきり」
2 淡いあっさりトーンのカラーでまとめる
3 無骨で飾らない中にも遊び心を入れる
4 おわりに
5 インテリアコーディネートの知識を活かせる仕事って？

ポイントはとにかく「すっきり」

塩系インテリアコーディネートの最大のポイントは、モデルルームのような生活感のない空間を作ることです。まずは、生活感のあるアイテムを見えなくすることから始めましょう。

キッチンならば調味料やラップなど、それぞれの製品自体に色味のあるアイテムを引き出しや棚にしまいます。リビングや寝室では、普段手に届きやすい場所に置いてある本や雑誌、消臭用のルームスプレーやボトルに鮮やかな色味のある化粧品などを、いったん片付けてしまいましょう。
現状ある収納にそれらが収まらない場合は、オフホワイトやグレー、黒など、モノトーンに近い色味のシンプルな整頓ボックスを用意して、統一感のあるすっきりとした収納を作るのもおすすめです。収納アイテムを金属のものにするならアルミやブリキなどグレーの色味がおすすめですが、ツヤ消しされた真鍮などのゴールド系もさりげないアクセントになります。

この一連の片付け作業によって普段から使うものとそうでないものを選別することができ、掃除もしやすくなります。この「生活感がないのに生活しやすい」という不思議な効果が、塩系インテリアのメリットではないでしょうか。

淡いあっさりトーンのカラーでまとめる

男前インテリアをベースに「あっさり」要素でまとめる塩系インテリア。モノトーンに近いペールトーンを使用することで、よりあっさりとしたやわらかい雰囲気を演出することができます。
基本の家具を白、グレー、黒のモノトーンカラーでそろえたあと、クッションやラグなどのファブリックに淡いカラーを使用しましょう。ブルーグレーやアイボリー、白に近いグレーなどがおすすめです。

次に、淡いトーンのカラーに合わせたアクセントをチョイスします。色味のないガラス雑貨や、あっさりとした表情の木製のワインケース、控えめな光沢のブリキ、アルミの雑貨などが良いでしょう。

照明は、淡いトーンのカラーと相性が良い、ダウンライトや裸電球がおすすめです。ランプシェードを使う場合は、素朴な印象になる無地の素材を選びましょう。
モノトーンでも、淡いペールトーンのカラーを使うことによって堅すぎないあっさりとした塩系のインテリアになります。

無骨で飾らない中にも遊び心を入れる

塩系インテリアの魅力は、「飾らない男前」な印象です。生活感の少ないモノトーンの空間は、非常にすっきりとし、あっさりとシンプルな雰囲気を感じられます。

ここにさらに遊び心を入れると、より塩系な雰囲気を引き立てることが可能です。　　　　　　　　　　　　　
例えば観葉植物なら、淡いトーンの種類が多い多肉植物を選んで、コーナーに程良いボリューム感を演出することができます。海外のオフィスで使われるようなシンプルな事務用家具を配置して、見せる収納を楽しむのも良いでしょう。堅い印象の家具の中に、カラーのトーンを合わせた木製や藤の雑貨を配置するのも魅力的です。
ガチガチにそろえすぎずに程良い遊び心と抜け感をプラスすれば、上級塩系インテリアが完成します。

おわりに

塩系インテリアは、すっきりシンプルに、でもおしゃれな部屋にしたいという方にぴったりのインテリアコーディネートです。男性でも女性でも落ち着けるこのテイストは、一人暮らしにはもちろん、パートナーとの暮らしにもなじみやすいでしょう。
飽きのこない塩系インテリアで、おしゃれなシンプルライフを始めてみてはいかがでしょうか？