コンクリート打ちっぱなしの魅力をいかしたインテリア・部屋づくりをご紹介

クールでスタイリッシュ。どこか無骨さを感じてかっこいい。最近話題の「塩系」や「男前」なインテリアにもぴったり合う、打ちっぱなしのコンクリートを見せたインテリア。

おしゃれなデザイナーズマンションによく見られ、近年人気が高まってきています。世界的に有名なスポーツ選手がコンクリート壁でつくられた、ジャパニーズモダンスタイルの自宅を公開したことでも話題です。

今回は特徴あるコンクリート打ちっぱなしを、魅力的にいかしたインテリアにせまってみます！

コンクリート打ちっぱなしってどんな部屋？

壁や天井がクロスや漆喰で仕上げられておらず、コンクリートでつくられていて、それがむき出しになっている状態の部屋です。

全体的にコンクリートがむき出しになっている部屋もあれば、一部だけ取り入れている部屋もあります。

ピーコン穴という、コンクリートを流し込む際に利用する金具の跡が等間隔に見られ、それがまたいい味をだしているといえるでしょう。

日本の侘び寂びを感じさせる部分もあり、スタイリッシュでかっこいい印象のコンクリート打ちっぱなしですが、メリットもあればデメリットもあります。

まずはメリットをご紹介します。

次にデメリットをご紹介します。コンクリート打ちっぱなしの部屋を検討している方は、あらかじめ対策をとっておきましょう。

コンクリート打ちっぱなしの部屋に合うテイストはとてもたくさんあります。

例えばシャープなスタイルですと、あえて冷たさを演出するモノトーン、鋭角をいかした家具でコーディネートしたモダンなど。

居心地が良く清潔感があるスタイルなら、ジャパニーズモダン、ナチュラルなど。

無骨で男性的なスタイルは、ブルックリン（アメリカン）、ヴィンテージ、ガレージを彷彿させるアウトドアインテリアなど。

やや女性的で儚げなスタイルは、シャビーフレンチなどがおすすめです。

どんなテイストの部屋にしたいのかをあらかじめ考えておくことで、部屋の統一感を出すコーディネートがしやすくなりますよ。

まずはどんなスタイルにしたいか、テイストを決めることが大切です。例えるなら、グレーの大きなキャンバスに絵を描いていくようなイメージです。

どのスタイルにするにしても、コンクリート打ちっぱなしの壁には観葉植物のグリーンがよく合います。寒々しい印象を防ぎ、一気に爽やかで優しい雰囲気にしてくれます。

都会的でかっこよくしたければ、モノトーンやモダンテイストがおすすめ。メタルのポール脚の家具やガラス天板のテーブルを選ぶといいでしょう。

ブルックリンやアメリカンスタイルにするなら、メタルに剥げがあり、傷や汚れのある木製チェストや革製ソファなどのヴィンテージ家具を合わせると、程よく力が抜けておしゃれになります。

明るいベージュの木材、白い大理石、ライトシルバー系メタル素材の家具は、ナチュラルやジャパニーズモダンインテリアを演出するのにぴったりです。

女性らしさのあるシャビーフレンチなら、白い木製家具や大理石などに、黒いカーブしたアイアン脚の家具、ドライフラワーなどをコーディネートすると甘さを抑えたエレガントさを出せます。

もともと「塩系」など無機質な印象になりやすいので、「温かみ」を演出するコーディネートがキーポイントになります。

演色性の高い光を使った間接照明や低い照明は、ほっと安らげる空間をつくってくれます。

あえてクールにしたい場合を除いて、ダークカラーのコーディネートは想像以上に冷たい印象を与えてしまうので注意しましょう。

ホワイト、ベージュなどの明度の高い色や、モスグリーン、ラベンダーなどの中間色はコンクリート打ちっぱなしの部屋には使いやすいカラーです。ヴィヴィットなレッドやイエローなどの原色も、コンクリートのグレー色が色味を和らげてくれるので取り入れやすいですよ。

また、開放感をいかして大き目のアートをダイナミックにかざるのも一気におしゃれに見せてくれるのでおすすめ。大き目の暖色系のラグを敷いて刺し色にし、暖かい印象に見せるのもひとつの方法です。

部屋の全てをコンクリート打ちっぱなしにするのは工事費や維持費もかかるので、一部分だけをコンクリート打ちっぱなしの壁にしたり、コンクリート調壁紙やクロスの上から塗れるモルタル調ペイントなどを使ったりすれば、より手軽に楽しむことができます。

生活感を感じさせない、おしゃれで開放感のある雰囲気をぜひ楽しんでみてください！

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