コロニアルスタイルインテリアというインテリアスタイルをご存じですか?
「コロニアル」とは植民地様式のこと。アジアの国々がヨーロッパ各国の植民地だった時代、ヨーロッパから移民といっしょに渡って来た文化や建築・インテリアが、それぞれの国の文化や風土と融合して生まれたスタイルが「コロニアルスタイル」です。今回は、この「コロニアルスタイル」の特徴と魅力、コロニアルな部屋作りのコツをご紹介します。
目次
コロニアルスタイルのイメージ
「コロニアルスタイル」というと聞き慣れないと感じる方も多いかもしれませんが、アジアにあるヨーロッパ調の高級ホテルやリゾート地のようなインテリア、というとイメージしやすいかもしれません。
ヨーロッパの洗練された上品さとアジアのリラックスを両立した、なんとも居心地の良い空間が特徴。初夏~夏の季節にぴったりなので、ご自宅のインテリアをこの時期だけチェンジするのもおすすめですよ。
それではコロニアルな部屋作りのコツをチェックしてみましょう。
高級感・重厚感のある色でコロニアルスタイルを演出
まずはカラーコーディネートについて。壁は真っ白な無地、そこに焦げ茶や黒などの落ち着いた色味を合わせるのが基本。高級感や重厚感を持たせるのがポイントです。
また、温かみを加えるため、暖色やゴールドの色味を挿し色に。椅子の張地やクッションカバーなどで取り入れてみてください。あいまには観葉植物を配してグリーンを加えると、よりコロニアルな雰囲気を引き立ててくれます。
↓同じ重厚感があるスタイルでもちょっと違う!ブリティッシュなインテリアコーディネートについてはこちらの記事をチェック♪↓
コロニアルスタイルの家具やファブリックは自然素材のもので
家具の素材としては、金属やFRP(繊維強化プラスチック)、ガラスなどではなく、優しい自然素材がふんだんに使われているのが特徴です。木材はもちろん、温暖なアジアならではのラタンやバンブー素材が用いられ、デザインは曲線を多く取り入れたものがよく見られます。
また、アンティーク調の家具もおすすめ。ただし過度に装飾的なものよりも、適度にシンプルなものをチョイスするように、気をつけましょう。
クッションやベッドカバーなどのファブリック類にはシルクがおすすめです。四隅にフリンジがついたデザインのものなどは、よりアジアらしさを引き立ててくれますよ。
南国らしいアイテムでコロニアルらしさを高めよう
「コロニアル」な雰囲気を高めたいなら、まずは観葉植物を置くのがおすすめ。ヤシ科の大きな鉢植えや、ガラスの花器に入れた多肉植物など、南国をイメージして選んでみてください。
シーリングファン(天井についた扇風機)も、アジアらしさを演出してくれるアイテム。天井に取り付けるタイプだと工事が必要となってしまいますが、照明と一体になっているものだと取り付けやすいので、ぜひ探してみてください。雰囲気を高めてくれるだけでなく、室内の空気を循環させてくれるので、暑い夏などにはぴったり。機能的な良さも持ち合わせています。
また、照明も部屋全体を満遍なく照らすのではなく、ペンダントライトやテーブルランプ、キャンドルなどで優しく効果的に照らしましょう。温かみのある電球色がおすすめです。
新しいアイテムを購入するだけでなく、手持ちの家具の取っ手を真鍮やアンティーク調のものに換えたり、深みのある色味に塗り替えたりして、リメイクするのも良いですね。ぜひ試してみてください。
↓ペンダントライトについてもっと知りたい方はこちらの記事をチェック♪↓
おわりに
アジアンとヨーロピアンの融合が魅力的な「コロニアルスタイル」。高級さと重厚さ、南国らしさも感じられる欲張りなインテリアスタイルです。アジア各国では、実際に街中でコロニアルスタイルのホテルが数多く見られます、ガイドブックやインテリア雑誌で内装やインテリアをチェックして、参考にしてみてはいかがでしょうか?
暑い夏もリゾート気分で過ごせるよう、ご自宅でもぜひ楽しみながらコロニアルスタイルを取り入れてみてください。
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