自分の部屋でゆったりと過ごすために、空間を広く使用したいと考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし部屋が狭いからといって諦めていませんか?
実際の部屋の広さには限界がありますが、部屋に使用する色を変えることによって、空間を広く見せることが可能です。
そこで今回はカーテンやラグ、天井の色を変えて部屋を広く見せるコツをご紹介します。
進出色と後退色
色によって空間を広く見せる色と狭く見せる色があります。
実際の大きさよりも広く見せる色を「後退色」、狭く見せる色を「進出色」といいます。後退色とは青や緑など寒色系のくすんだ色です。
反対に進出色とは赤やオレンジなどの暖色系の彩度が高い色です。
空間を広く見せることが可能とはいえ、全てを後退色に変えればいいわけではありません。
後退色と進出色の関係は、使用する面積の比率によって逆転する場合があります。
大きい面積に進出色を使用し、その中で後退色を少し使用することにより、空間に奥行きを持たせることができます。
そのため天井やカーテンなど部屋の大きな面積を占める部分に進出色を使用し、小さな家具などに後退色を使用することをおすすめします。
一般的に壁の色に白が使用されているのは、このような効果のためです。
天井を高く見せる
天井を高く見せることによって部屋を広く感じさせることができます。天井は明るい色にすることをおすすめします。
天井の色が暗いと圧迫感や閉塞感が出るため気を付けましょう。
床から天井にかけて色が明るくなるほど部屋は広く見えます。天井は床や壁と同じ色にするか、それよりも明るい色にすることをおすすめします。
また、壁や大きい家具の色とカーテンの色をそろえことによってカーテンを閉めた際に壁の面積を広く感じることが可能です。
カーテンを取り付ける際は、できるだけ高い位置から床までの長さにするとより効果的です。カーテンの縦のラインを強調しましょう。
柄が入っているカーテンを選ぶ際は柄が小さいものを選ぶことをおすすめします。大きい柄は部屋を圧迫します。
また、縦ストライプの柄が入ったカーテンを選ぶことによって、天井の高さをより高く見せることが可能です。
部屋を広く見せる際は、高さにも気を配るよう心掛けてください。
部屋の中は3色でまとめる
部屋を広く見せるためには、部屋の中の色をそろえる必要があります。
色が何色も使用されている部屋はごちゃごちゃしていて窮屈な印象を与えます。そのため3色で部屋をコーディネートすることをおすすめします。部屋の中の色を3色でそろえることによってすっきりとした空間を演出することが可能です。
部屋の中をコーディネートする際は「ベースカラー」「アソートカラー」「アクセントカラー」の割合に注意してください。
部屋の天井や壁など部屋の大部分を占める色を「ベースカラー」、カーテンやテーブルなどの家具を「アソートカラー」、ラグなどの小物を使用しアクセントを付ける色が「アクセントカラー」です。
ベースカラーが70%、アソートカラーが25%、アクセントカラーが5%の比率にすることによって、部屋に統一感が生まれ、広々と見せることができます。ベースカラーは主張が無い白やベージュなどの色を選ぶことをおすすめします。
また、アクセントカラーを使用する際は、取り入れる比率に注意しましょう。あくまでアクセントとなる色のため部屋のバランスを見ながら配色していくことが大切です。
おわりに
色を変えることによって部屋を広く見せるコツをご紹介しました。
後退色と進出色をうまく使いこなすことによって部屋を広く見せることができます。
今まで何気なくカーテンやラグの色などを選んでいた方も、ぜひ参考にしてみてください。
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