おしゃれなお部屋、生活がしやすいお部屋、趣味を思い切り楽しめるお部屋……。同じ間取りであっても、使う人やインテリアによってお部屋の印象は大きく変わります。
間取りを見ると、すぐにどのような部屋にしたいかを想像してしまう方も多いのではないでしょうか。きっと、間取り好きという個性を活かした仕事ができたら毎日が楽しいはず、と考えている方もいることでしょう。
そこで今回は「間取り好き」を活かせる仕事や資格についてご紹介します。ぜひこちらを参考にしていただき、これからのライフプラン設計に役立ててみてください。
目次
間取り図とは
間取り図とは、部屋の種類や配置、広さ、方位などをはじめ、ドアや窓の開閉方向、収納スペースなどが詳細に記載された平面図のことです。
「間取り図を見るのが好き」という人は実は多い!
間取り図を見てどんなお部屋なのか、どんな家具を置いたらよいかをイメージするのが好きという方は多くいます。引っ越しの予定はないけど、不動産広告を見つけるとついチラシを見てしまうということも。
ここからは、そんな間取り好きの方に向いている仕事には一体どのようなものがあるのか、その仕事に就くにはどうすれば良いのかをまとめました。
間取り図を見るのが好きな人に向いている仕事
間取り図を見るのが好きなら、住宅に関する仕事が向いています。さまざまある住宅関連の仕事の中でも、以下のような仕事が間取り好きの方におすすめです。
不動産会社
不動産会社では住宅やマンションなどの売買、賃貸、分譲など、さまざまな不動産取引を行います。自社だけではなく他社物件の取引も行い、数多くの間取りを目にすることになるでしょう。さまざまな間取りを見られるというメリットだけでなく、間取り図を見ただけで部屋の特徴やイメージを的確につかめる想像力を仕事に役立てることができます。
また、営業として接客を伴う場合には、お客様の要望や条件に合わせた間取りを提案することが多くなります。間取りをたくさん見てきたからこそ分かるメリットやデメリットの知識は、最適な間取りの提案をする際に役立つことでしょう。
工務店・ハウスメーカー
注文住宅や建売住宅を建築するのが、工務店やハウスメーカーです。
住宅建築では、資格を持つ建築士が依頼に沿った建築図面を作成します。図面は、基本設計図・実施設計図・施工図に大きく分かれ、基本設計図を基にして間取り図などの平面図、立体図、断面図、展開図などが作成されます。1軒の住宅が完成するまでに多くの図面を確認しながら作業を進めていくため、働きながら間取りについての知識を深めていくことができる仕事です。
また、注文住宅の場合には個性を感じる間取りが多く、間取り好きを刺激する素敵なアイデアにも出会えることでしょう。
インテリア関連
インテリアショップや家具店、キッチン設備メーカーなどでは、間取り図を見て自社製品を使ったインテリアの提案を行うことがあります。時には、お客様の要望に合わせて、CADソフトで作成した平面図で具体的なイメージを伝えることも。間取りに対して最適なプランを提案するだけではなく、インテリアコーディネートとの関わりも深い仕事といえます。
間取り図にかかわる資格
間取り好きを極めるなら資格取得がおすすめです。ここでは、間取り図に関する資格を紹介していきます。
間取りプランナー
日本で初めてとなる、間取りに特化した資格です。一般社団法人 日本間取り協会主催の民間資格であり、「間取り学を修めた者」が間取りプランナーとして活動することができます。
間取りプランナー資格があれば、「間取りづくりの専門家・プロ」として最適な間取りの提案をすることができます。名刺や履歴書にも書ける資格のため、お客様からも信頼されることでしょう。
また、間取りプランナーは出来たばかりの資格であり、持っている人があまり多くないため、差別化を図ることもできます。間取りづくりの講師やアドバイザーとして活躍することも可能な資格です。
資格は、講座の受講を修了することで取得できます。初級、2級、1級と順番に講座を受けていきます。誰もがチャレンジしやすいところが特徴です。
建築士
国家資格である建築士は、建築物の設計を行う専門家です。建築士資格があれば、建築物の設計、工事監理などを行うことができます。何より、個人住宅からオフィスや商業施設、公共施設、都市計画など、規模も種類もさまざまな間取りに関わることができる魅力ある仕事です。
設計図から間取り図を作成することがあり、間取り図の作成だけを依頼されるケースもあります。間取りに関する知識を役立てることができるでしょう。
ただし、建築士資格試験を受験するためには、学歴や実務経験など、受験級や資格認定によってさまざまな制限がありますので注意が必要です。
インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、お客様の要望に沿った室内空間のコーディネート提案をするプロフェッショナル。仕事を通してさまざまな間取りに出会い、経験や実績を重ねるたびにコーディネートスキルも磨かれていくことでしょう。お客様へ提案をする際には、平面図だけではなく、立体的なイメージ図をCADで作成することも多く、平面から立体へと変換するスキルが自然と身についていきます。
インテリアコーディネーター資格は、インテリア産業協会主催の民間資格です。一次試験の学科は独学でもチャレンジしやすいのですが、2次試験の製図試験は製図スキルがなければ合格が難しいというのが現実。平面図や立体図、断面図の知識や製図スキルをマスターすれば、自身のスキルアップやキャリアアップを目指す際にはおすすめの資格です。
インテリアプランナー
公益財団法人 建築技術教育普及センター主催の民間資格です。インテリアプランナーとは、建築物の室内空間の設計を企画・設計から工事監理に至るまでをトータルに請け負う専門家です。その対象は個人住宅からオフィス、商業施設、公共施設など幅広く、設計図や間取り図と密接にかかわる仕事になっています。
資格試験では、6月に学科試験、合格者は11月に製図試験となります。そして、登録条件をクリアした場合にのみインテリアプランナーとして認められるのです。
設計製図との関わりが深く、建築士試験よりも受験しやすい資格です。間取りづくりのプロとして、空間設計にトータルに関わる仕事に就きたい人にとっての大きな力になるでしょう。
間取り図に関連する資格の学び方
間取りを極めるなら資格を取得するのがおすすめ!ここからは、間取り図に関連する資格にチャレンジするにはどうすれば良いか、学びの方法についてご紹介します。
独学で学ぶ
独学は、自分のペースで学ぶことができ、学費を抑えることもできます。育児や家事、仕事、学校の隙間時間を使って勉強できるので、ライフスタイルを崩さずに取り組めるところが一番のメリット。
ですが、人によっては勉強時間の確保やモチベーションの維持に苦労することも。さらに、正しく理解できているかを自分では判断しにくく、技能の習得には時間がかかってしまう点は独学のデメリットといえるでしょう。
独学で学ぶ場合には、時間管理を厳しくできるか、モチベーション維持ができるかをしっかりと考えることが大切です。
学校で学ぶ
間取りに関連する資格取得を目指すなら、住宅やインテリアを学べる学校を利用してみてはいかがでしょう。
学校ではその分野のプロが指導を行います。実務や資格試験に直結する知識とスキルを限られた期間で習得できる点が学校で学ぶ最大のメリット!
さらに、同じ夢を持つ生徒との交流や、わからない点があれば講師や生徒に聞くことができるなど、たくさんのメリットがあります。
ただし、学校を利用するためには入学金や授業料などの学費がかかります。そして、学校が近くにない場合には通学がデメリットになることも。
ですが、知識やスキルのない未経験者の場合には、製図試験がネックとなり資格取得をあきらめてしまうケースも見られます。独学では製図スキルを正しく身につけることが難しいため、特に未経験の場合であれば、学校を利用して効率よく学ぶことがおすすめです。
住宅やインテリアに関する資格を取得するなら「SDC」
資格は、知識やスキルがある証明となります。自身のスキルアップとしてだけではなく、キャリアアップにもつながります。就職活動時には他者との違いをアピールできる武器となることでしょう。
また、お客様と接することが多い住宅やインテリアの仕事では、資格があると信頼を得やすいという面も。学校に通うことで住宅やインテリアに関する基礎から実務レベルの知識とスキルを学ぶことができ、資格試験にもチャレンジしやすくなります。間取り好きを活かせる仕事に就きたいというときには、まずは学校を利用して資格取得を目指してみてはいかがでしょう。
そこでおすすめするスクールがスペースデザインカレッジ(SDC)です。
インテリアと建築業界の現役プロが講師を務めるSDCには、未経験者からプロの方など、本気の学びを求める大人が集まっています。基礎から実務につながる知識とスキルを学び、卒業時には現場で即戦力となれる高いレベルへと成長できることでしょう。
好きを仕事にするための第一歩として、SDCを利用してみてはいかがでしょうか。
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