インテリアには、ナチュラル、アメリカン、和モダンなど、さまざまなスタイルがあります。エクレクティック(Eclectic)スタイルインテリアも、そんなインテリアスタイルの1つ。
今回は、エクレクティックスタイルインテリアの意味や特徴についてご紹介します。
目次
エクレクティック(Eclectic)スタイルインテリアとは?
エクレクティックを簡単に説明すると、異なるテイストのインテリアを組み合わせて楽しむスタイル。
例えば、フレンチやアジアン、北欧など、さまざまな国のインテリアスタイルをミックスさせたり、モダンスタイルをベースにレトロなインテリアを取り入れたりするなど、数あるインテリアスタイルやテイストを自由にミックスさせるのが、エクレクティックスタイルインテリアの特徴です。
1つのスタイルやテイストにこだわるのももちろんすてきですが、エクレクティックスタイルインテリアのように多彩なインテリアをミックスすることで、オリジナリティあふれる特別な雰囲気を生み出すことができますよ。
エクレクティックスタイルの基本は?
エクレクティックスタイルインテリアの基本をひと言で言うと、「どこかに統一感を持たせる、または逆のものを組み合わせる」こと。色でも、家具のサイズや高さ、素材でも、柄でもデザインでも構いません。
例えば家具の素材が木やプラスチック、アイアンなどバラバラであっても、色や柄が統一されている、逆に色はバラバラでも、家具の素材やデザインに統一感がある、といった部屋が挙げられます。
すべてがバラバラだとただのまとまりのない部屋になってしまいますし、統一されすぎてしまうとミックスされた感じが出ないのです。
エクレクティックスタイルの色選びのコツ
エクレクティックな部屋を作るときは、部屋のテーマカラーを決めておくと部屋作りが楽になります。
テーマカラーは、目指したい部屋の雰囲気や好みによって変わります。エクレクティックスタイルの場合は、「エクレクティックスタイルにはこの色」というよりも色の組み合わせ方が重要です。
例えば、「部屋のテーマカラーをブルーにしよう」と決めたら、その後「色を統一するか」「逆の色を組み合わせるか」を考えてみましょう。
色を統一するなら、まったく同じブルーで統一しても良いですし、パステルなブルーやビビッドなブルーなど、さまざまな彩度のブルーを組み合わせるのもおすすめです。
逆の色を組み合わせるなら、ブルーの反対色にあたるイエローやオレンジを組み合わせてみましょう。反対色のコーディネートは色の違いがはっきりするため、部屋にメリハリが出ます。特に、ビビッドやストロングなど、彩度の高いトーンの反対色でコーディネートすると、エネルギッシュなイメージを出しやすくなりますよ。
エクレクティックスタイルの家具選びのコツ
エクレクティックスタイルは、さまざまなインテリアをミックスして作り上げるスタイルです。ミックスさせるのは色でもテイストでも何でも構いませんが、その分どんな家具を置いたら良いのか迷うこともあるでしょう。
もし家具選びに迷ってしまったときは、「サイズ感」「素材」「色」「デザイン」など、どこかで統一感を出すことをおすすめします。
例えば、「まったく違うテイストの家具だけど、色がほぼ同じ」「棚の素材やデザインはバラバラだけど、高さや奥行きが同じ」など。単なる「まとまりのない部屋」にならないよう注意しましょう。
エクレクティックスタイルの雑貨・ファブリック選びのコツ
色や家具についてだけ考えるのではなく、雑貨や、クッションなどのファブリックにもこだわってみましょう。しかし、多彩なインテリアをミックスするエクレクティックスタイルインテリアでは、どのように雑貨を選べば良いのでしょうか?
ここでも「統一感を持たせること」または「逆のものを組み合わせること」が基本です。例えば、「部屋の家具は素材もテイストもバラバラだけど、テーマカラーが赤で統一されている部屋」なら、雑貨も赤でそろえてみましょう。
また、「クラシックスタイルとコンテンポラリースタイルをミックスさせている部屋」なら、クラシックな柄のラグを敷いた上に、プラスチックやスチールを使ったコンテンポラリーなフロアランプを置くと良いのではないでしょうか。
↓「コンテンポラリースタイル」ってどんなもの?知りたい方はこちらの記事をチェック♪↓
おわりに
さまざまなスタイルやテイストのインテリアをミックスさせるエクレクティックスタイル。1つのテイストでまとめるインテリアコーディネートと比較すると、少し難易度が高いかもしれません。しかしその分、エクレクティックスタイルは自分らしい部屋を作ることができる魅力的なインテリアスタイルです。
今回ご紹介したコツを参考に、ぜひエクレクティックスタイルインテリアを取り入れてみてください。
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